更新予定?

さて・・ここを開き続けるコアなファンの方はいないとは思いますが(爆)
お久しぶりですm(__)m
とりあえずTOP画とプロフィール更新してみたんで
お暇な方は見てやってくだせぇ。

さて、TOP画の通り今日はダービーでした。
ちょっと触発されてたまにはこっちも更新してみようかしら?
今週木曜からは学校祭で授業無いし♪

テーマは・・トウカイテイオーの予定。

その2・ナリタトップロード〜いまいち君の輝く時。後編〜

 菊花賞京都競馬場で行われる3000mの長丁場。
牡馬クラシック最後のレース。
その長距離勝負から、血統による勝ち負けが決まったり
夏に力をつけた上がり馬が勝ちをさらっていくケースも少なくない。
異質な面を含んではいるが、3冠レースの中で
「最も強い馬が勝つ。」とも言われているレース。


ナリタトップロードの父、サッカーボーイの最長連対距離は2000m。
マイル戦で驚異の強さを発揮した父をもつナリタトップロード
この距離の壁は克服できるのか?
今回の周囲の評価は3番人気。
3戦で一番評価を落とした形となった。


最内枠からスタートのナリタトップロード
鞍上の渡辺Jはこれまでの戦いとは違う戦法をとった。
前につける競馬。最内枠を活かし、前での競馬。
3強の中で1番前につけ、レースの流れに乗った。
レースは近年では例をみないスローペースでの流れとなった。
ナリタトップロードに有利な流れ。・・勝てる!!
最終コーナーを回ると、経済コースを通り最短距離で進むナリタトップロード
ゆうゆうと先頭に立つ、がライバルが追いかけてくる。
春の王者、テイエムオペラオーだ。
脚を余すことなく使っているナリタトップロードに迫る。ゴールまであと少し。
赤い帽子が猛然と追い上げてくる。ナリタトップロードは、それをしのぎきった。
今まで敗れて来たクビ差での勝利。鞍上が思い切っての、作戦の勝利。
展開が向いたこともあったが、まぎれもないナリタトップロードの勝利であった。
結局、この年のクラシックは、3強がそれぞれ勝ちを分け合う形となった。


菊花賞は本当に強い馬が勝つ。」
その言葉とは裏腹に、ナリタトップロードはその後足踏みを続ける。
菊花賞後の有馬記念グラスワンダーのグランプリ3連覇を許し、自身もいいところなく7着。
翌年からは、さらに厳しい現実を突きつけられる。


京都記念阪神大賞典天皇賞。休み無く3戦を使い続けたナリタトップロード
1度上ったG1覇者への高みに再度挑んだが、結果は2着1回3着2回。
そのいずれもが同世代ライバル、テイエムオペラオーに敗れたものであった。
言い知れない敗北感を感じるナリタトップロード
秋もステップの京都大賞典、それから天皇賞と挑んだが
またもテイエムオペラオーに勝ちをさらわれる。
その後テイエムオペラオーのいない舞台、ステイヤーズSに出走。
圧倒的支持を受けたナリタトップロードであったが、ここも4着に敗れる。
鞍上が変わって、年が変わって。それでもナリタトップロードは勝てなかった。
菊花賞後は1999年暮れから2001年はじめまで全敗を喫したナリタトップロード
ここまで9連敗。


勝てない日々が続いたナリタトップロードに再度チャンスが訪れる。
2001年2戦目の阪神大賞典、鞍上は再び渡辺J。
ここでナリタトップロードは自身の最高のパフォーマンスを披露する。
まさに、見るものを圧倒する快勝劇。タイムは文句なしのコースレコード
菊花賞馬が輝きを取り戻した。次は勝てる。テイエムオペラオーに勝てる!!


雪辱を誓った2度目の春の天皇賞
栄光を手にしたあの菊花賞のときのように・・ナリタトップロードは先行策に出た。
2度目のG1勝利へ・・懸命に走ったナリタトップロードだったが、結果は3着に敗れた。


秋は再び勝ちから遠ざかったナリタトップロード
その年の有馬記念、10着に惨敗したナリタトップロード
そのレースを最後に、永遠のライバル、テイエムオペラオーは引退した。
年齢から来る衰え・・ナリタトップロードもそろそろなのか?


それでも、翌年もナリタトップロードは元気にターフに姿を現した。
世代の生き残り、G1馬としての意地をかけて走り続けた。
現役生活最後の年、ナリタトップロードはG2で3勝をあげるも、
G1にはあと1歩のところで手が届かなかった。
通産成績30戦8勝。G1は1勝にとどまったが、記憶に残る馬であった。


・*・☆゜・*:.。★.。.:*☆゜・*:.。. .。.:☆*゜・*・


この馬は正直取り上げるほどの名馬ではないと思ってます。(爆)
同世代のテイエムオペラオーの方が実績もはるかに上ですし。
でも、この馬には感じるものがありましたね。
それは、文章中にも何回か書きましたが、この馬の「意地」の部分だと思ってます。
何度負けても、戦い続ける。最後までライバルをおびやかし続ける。
競馬にはそういう馬が必要で、それがよりファンをひきつけているんだなと感じてます。
最高のライバルを演じきったナリタトップロードに、心から拍手!!

その2・ナリタトップロード〜いまいち君の輝く時。前編〜

 さて、名馬の影にはライバルがいる。
クラシックにおける世代間でのしのぎあいはまさに見物である。
そんな中、今回取り上げるのはナリタトップロード
3強時代と言われた99年の1頭である。
父は内国産、末脚が語り継がれるサッカーボーイ
印象的なレースぶりとは裏腹に、父としての活躍馬はぱっとしたものがいなかった。


ナリタトップロードは98年12月にデビュー。
デビュー戦を2着で落としたものの、同月の新馬2戦目に勝利。
鞍上は若手の渡辺Jであった。この後、長いコンビを組むこととなる相手である。


年明け2戦目のきさらぎ賞
朝日杯3歳S2着、推しも推されぬ1番人気のエイシンキャメロンが相手。
ここをクビ差制し勝利。一躍クラシックでの注目を集める。
さらに皐月賞トライアルの弥生賞、本番と同じ舞台で1番人気アドマイヤベガ
1馬身差の勝利を飾る。重賞2連勝。皐月賞が見えた1戦だった。


そして皐月賞弥生賞で破ったアドマイヤベガとの評価は覆らず、2番人気。
気負い無くG1勝利に挑んだ。
ラスト3ハロン、メンバー中最速の脚を使うも
勝ったのは毎日杯からクラシック追加登録で望んだテイエムオペラオー
上がりの3ハロンは奇しくも同じであった。
結局ナリタトップロード弥生賞で下していたオースミブライトにもハナ差先着され3着。
この敗北によりナリタトップロードのクラシックリベンジロードが幕を開けることとなる。


クラシック2戦目、1番の大舞台ダービー。
ここでの1番人気はアドマイヤベガと分け合ってナリタトップロード
その堅実な戦いぶりに「今度こそ」を期待したファンが多数いた。
レースは早い流れとなり、先行策をとった馬が崩れていく中、
直線先頭に立ったのは中団で控えたナリタトップロードであった。
ゴールが近づく。名誉として讃えられるダービー馬の称号まであと1歩。
その時、驚異的な末脚で追い上げる馬。アドマイヤベガだ。
並ぶ間はなかった。アドマイヤベガがクビ差突き抜けた瞬間がゴールだった。
武豊は2年連続のダービー制覇。アドマイヤベガは母子クラシック制覇。
敗れたナリタトップロードには悲痛感だけが残された。
どうしても勝てない・・G1制覇の高い壁だけが人馬共に越えられなかった。


全てを切り替えて最後のクラシック菊花賞への挑戦が始まった。
4ヵ月後の休み明け第1戦、京都新聞杯
1番人気を背負いながらまたしてもアドマイヤベガにクビ差敗れた。
力の差は完全に開いてしまったのか?
ナリタトップロードにはもうチャンスは残されてはいないのか?
世代3強と呼ばれる意地が、ナリタトップロード菊花賞の舞台に運んでいた。

その1・サイレンススズカ〜君の影が見えない・・・。後編〜

 サイレンススズカの1998年は2・14。
バレンタインに行われたバレンタインSから始まった。鞍上は、武豊
オープン特別とあって人気はサイレンススズカに集中。単勝1.5倍の支持。
サイレンススズカは人気に応え、後続を4馬身離す快勝で飾ってみせる。


続いて中山記念に挑戦。ここでの単勝オッズは何と1.4倍。
しかし、サイレンススズカは臆することなく快速を披露。
再び人気に応え勝利、これがサイレンススズカの重賞初制覇であった。
続く小倉大賞典も1頭だけ次元の違う競馬をしたサイレンススズカ
年明け3連勝をあっさりと決める。


そして、この年4戦目となる金鯱賞
サイレンススズカを象徴付けるレースとなったこの1戦。
まさにスタートからゴールまで、サイレンススズカは1人旅を演じきった。
驚異のハイペースについていけるものは無く、着差は大差。
見るもの全てに鮮烈な印象を残し、重賞3連覇を飾った。


7月、春競馬を締めくくる宝塚記念サイレンススズカにとって4度目のG1挑戦。
鞍上は武豊ではなく、ベテラン南井であった。
勝手の違うG1挑戦となったが、サイレンススズカはこの日も逃げた。
最後の直線、同世代のステイゴールドと武が乗るエアグルーヴに詰められるが、
3/4馬身しのぎきったところがゴールだった。
サイレンススズカ、念願のG1初制覇。
グランプリと言われるこのレースで、サイレンススズカは最強の称号を手に入れた。


秋競馬、サイレンススズカ毎日王冠から始動した。
このレース、今でも語り継がれる、そうそうたるメンバーの激突であった。
打倒サイレンススズカ1番手に名乗りをあげたのはグラスワンダー
朝日杯をレコード勝ちした怪物の復帰初戦であった。
さらにはエルコンドルパサー。ここまでの戦績は5戦5勝。
無敗でマイルカップを制した世代トップクラスの名馬。
3頭の激突となった。サイレンススズカは・・やはりいつものサイレンススズカだった。
エルコンドルパサーグラスワンダーも、彼の影を踏むことすら許されなかった。
年内無敗の怪物は、ここでもその圧倒的能力を示した。


そして、運命の日。1998年11月1日。秋の天皇賞
昨年惨敗したこの舞台に、サイレンススズカは脚を踏み入れた。
単勝オッズは1.2倍。大観衆の全ての人は、その剛脚を記憶に焼付けに来た。
本馬場入場が始まり、大観衆の前を悠然と歩くサイレンススズカ
その様子から、幼かった気性の断片はうかがい知ることも出来ない。
時間は刻一刻と迫っていた。


レースが始まった。最内枠からすいすいと逃げるサイレンススズカ
そのスピード能力は今さら語るまでも無く、メンバー1。
見ている全てのものが、今日の圧勝劇を、
サイレンススズカが1番にゴール板を駆け抜ける姿を頭の中で描いていた。
その時、第4コーナー。サイレンススズカが、止まった。
明らかな減速の後、コースを外れるサイレンススズカ
レースは11頭によって続けられた。


勝ったオフサイドトラップよりも何よりも、観衆がサイレンススズカの容態を気にした。
・・まさか。
左手根骨粉砕骨折
サイレンススズカはターフを、この世を去った。
鮮烈なデビューを飾り、波乱万丈の競馬人生を歩み、
人々に衝撃的な記憶を与え続けたサイレンススズカは、最後まで鮮烈な印象を残した。


この世を去って7年。サイレンススズカを最強馬と信じる声は止まない。
鮮烈な印象を残し続けたサイレンススズカ
競馬の楽しみ、喜び、そして悲しみ。
競馬そのものを自分に教えてくれたのが、サイレンススズカだと自分は思っている。

その1・サイレンススズカ〜君の影が見えない・・・。前編〜

 自分が競馬を見始めたのは1997年暮れ。
もしもこのタイミングが1年遅れていたら・・
この名馬の実力はもちろん名前すら自分の中には刻まれなかっただろう。
自分の目でこの最強の馬の証を見ることが出来た・・・。
それが、サイレンススズカ、彼である。


サイレンススズカは父サンデーサイレンス
サイレンススズカがデビューする97年の前、95年96年と
2年連続でリーディングサイアーに輝いた、
まさに世間を圧巻していた時代であった。


サイレンススズカは現在の数え方で3歳の2月にデビュー。
デビュー戦、サイレンススズカはその圧倒的な潜在能力を披露した。
1600mのマイル戦を2着のパルスピードに1・1秒差の圧勝劇で飾った。
期待のかかる2戦目、弥生賞サイレンススズカは2番人気で挑む。
しかし、ここでサイレンススズカの大成をはばむ難関が現れた。気性である。
スタート前からゲート付近で落ち着かないサイレンススズカ
レース開始のゲートが開いた後、出遅れ。
このレース、8着。ここからサイレンススズカのダービーを目指す新たな挑戦が始まる。


弥生賞後、自己条件戦、ダービートライアルのプリンシパルSを連勝。
サイレンススズカは初めてのG1レース、ダービーに挑む。
4番人気。当時のライバルにはメジロブライトシルクジャスティスなどがいた。


サイレンススズカの脚質は見るものを魅了する「逃げ」。
このダービー、逃げ馬はサイレンススズカだけではなかった。
その1頭がサニーブライアン皐月賞馬である。
皐月賞を勝ったときのサニーブライアンは11番人気。
勝利後もその評価は高まらず、ダービーでも6番人気に甘んじた。
そのサニーブライアンの鞍上、大西騎手はレース前こう言った。「逃げます」と。
俗に言う「逃げ宣言」である。
レースは、サニーブライアンのペースとなった。
長い東京の直線、サニーブライアンを捉えることが出来た馬は、いなかった。
サイレンススズカは9着。再び敗北を喫したサイレンススズカは秋にリベンジを誓う。


1番人気で迎えた秋初戦の神戸新聞杯、2着。
後の菊花賞マチカネフクキタルにまさかの敗北を喫する。
これ以降、サイレンススズカの迷走が始まる。鞍上も変わった。
距離延長を嫌って菊花賞を回避。天皇賞に向かうも女帝エアグルーヴに破れ6着。
デビュー以来のマイル戦となったマイルチャンピオンシップ
タイキシャトルの15着の惨敗であった。


マイルチャンピオンシップ惨敗の1ヵ月後、サイレンススズカは香港にいた。
毎年12月に開催される香港シリーズ。
その香港国際カップ、G2に参戦していた。
結果は5着。しかし、このときサイレンススズカはとある男と出会った。
それが他ならぬ現在の日本のトップジョッキー、武豊である。
新たなコンビが誕生、ここからサイレンススズカの快進撃が始まる。

取り急ぎお知らせ。

ん〜と・・日記移転します。
ちょっと諸事情により。
消しはしないってか、自分の本気の想いとかたくさん書いてあるので、
保存はしてますが。


ってことで、更新はないので。
開設次第お知らせいたします。
ご了承ください。m(__)m